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- ストレージパリティ補助事業 令和6年度補正・令和7年度
令和6年度補正 ストレージパリティ 公募期間:一次公募:2025年3月31日(月)~2025年4月25日(金)正午まで【厳守】 項目 公募内容 補助対象事業者 民間企業、その他法人(社会福祉法人、医療法人など) 補助対象設備 太陽光発電設備、蓄電池 要件 ・太陽電池出力が10kW以上であること。 ・蓄電池容量15kWh以上であること(戸建て住宅の場合15kWh未満であること)。 ・FIT制度やFIP制度による売電を行わないこと。 ・発電量の一定割合(戸建て住宅:30%以上、その他:50%以上)を導入場所の敷地内で自家消費すること。 ・蓄電池は必須。 ・蓄電池は目標価格(税抜・工事費込:産業用 12万円/kWh、家庭用 13.5万円/kWh)以下であること。 ※蓄電池のみの申請は不可。 ・オンサイトPPAモデルの場合は、補助金額の4/5以上がサービス料金等の低減により需要家に還元、控除させること。 補助対象経費 設備費、工事費 補助率 ・太陽光発電設備:定額:購入:4万円/kW、PPA・リース導入:5万円/kW、戸建て:7万円/kW ・蓄電池:家庭用蓄電池 4.5万円/kWh、産業用蓄電池 4万円/kWh(上限:補助対象経費の1/3) 補助金限度額 太陽光発:2,000万円 蓄電池:1,000万円 公募期間 一次公募:2025年3月31日(月)~2025年4月25日(金)正午まで【厳守】 二次公募:ー 弊社では補助金申請のサポートはもちろん、申請要件を満たすためのアドバイスなども含めご提案させていただいております。
- 令和6年度補正予算 省エネルギー投資促進支援事業【経済産業省】
出典:経済産業省 SIIの毎年恒例の省エネ補助金「令和6年度補正予算 省エネルギー投資促進支援事業」。「(Ⅲ)設備単位型」「(Ⅳ)エネルギー需要最適化型」を支援する事業です。 補助率は「(Ⅲ)設備単位型」が 1/3 、「(Ⅳ)エネルギー需要最適化型」は 1/2(大企業は1/3) 、上限は 1億円 です。 ※複数年度事業にも対応。 内容についてご案内します。 index 公募期間 前年からの変更点 事業の概要 前年度採択データからの分析結果 注意点 執行団体ホームページ 申請を検討している場合はどうしたらよいか? 公募期間 一次公募:2025年3月31日(月)~4月28日(月) 交付決定:2025年6月中旬(予定) 二次公募:2025年6月上旬~7月上旬(予定) 交付決定:2025年9月上旬(予定) 三次公募:2025年8月中旬~9月下旬(予定) 交付決定:2025年11月中旬(予定) 前年からの変更点 Ⅲ型について、省エネ要件を追加。 Ⅳ型について、従来の要件を見直す(緩和)。 出典:資源エネルギー庁 事業の概要 出典:資源エネルギー庁 予め定めたエネルギー消費効率等の基準を満たし、補助対象設備として登録及び公表した指定設備を導入。 (Ⅲ)指定設備の導入 要件 SIIが予め定めたエネルギー消費効率等の基準を満たし、補助対象設備として登録及び公表した指定設備へ更新す る事業 省エネ要件(※今回から追加) ①~③のいずれかの要件を満たすこと ①省エネ率:10%以上 ②省エネ量:1kl以上 ③経費当たり省エネ量:1kl/千万円 その他要件(※今回から追加) 省エネ法に基づく定期報告義務がない事業者(特定事業者等以外の事業者)については、 エネルギーの合理化に関する中長期計画を策定する こと(指定するフォーマットで作成) 補助対 象経費 設備費 補助率 1 /3以内 上限 単年度事業:1億円/事業全体 複数年度事業:1億円/事業全体 下限 30万円/事 業全体 前年度採択データからの分析結果 令和5年度補正予算の1次、2次の合計の申請件数と採択件数を見るとユーティリティ設備、生産設備ともに平均50%~60%程度の採択率でした(SIIの採択事業結果より抜粋し独自に計算)。 ユーティリティ設備の採択率(※1次・2次の合計数) 申請件数 採択件数 採択率 高効率空調 1,861 1,115 59.9% 産業ヒートポンプ 18 3 16.7% 業務用給湯器 26 10 38.5% 高性能ボイラ 266 154 57.9% 高効率コージェネレーション 2 2 100.0% 低炭素工業炉 42 29 69.0% 変圧器 110 58 52.7% 冷凍冷蔵設備 220 136 61.8% 産業用モータ 226 121 53.5% 制御機能付きLED照明器具 118 68 57.6% 合計 2,889 1,696 58.7% 生産設備の採択率(※1次・2次の合計数) 申請件数 採択件数 採択率 工作機械 1,032 576 55.8% プラスチック加工機械 272 156 57.4% プレス機械 129 71 55.0% 印刷機械 121 65 53.7% ダイカストマシン 14 8 57.1% 合計 1,568 876 55.9% 注意点 大企業は省エネ法の事業クラス分けにおいて「Sクラス」or「Aクラス」であること、又は中長期計画書の2030年度の「ベンチマーク指標の見込み」が「ベンチマーク目標値」を達成する事業者であることが必要でした。 「 資源エネルギー庁HP 事業者クラス分け評価制度 」 補助対象となる設備はSIIが指定及び公表した機器のみです。 執行団体ホームページ 「 一般社団法人 環境共創イニシアチブ 」 申請を検討している場合はどうしたらよいか? すでに見積書が作成済みの場合で、申請書類作成に1か月程度かかります。 検討期間を考えてお早めにご連絡ください。 弊社では補助金申請のサポートはもちろん、申請要件を満たすためのアドバイスなども含めご提案させていただいております。
- 5次公募 令和5年度補正 SHIFT 事業「工場・事業場における先導的な脱炭素化取組推進事業」環境省 省エネ補助金
省 CO2 型設備更新支援C(中小企業事業)について、 五次公募が令和7年 2 月中旬~令和7年 3 月中旬で公募 ※CO2 削減計画策定支援、省 CO2 型設備更新支援(A/B 事業)、企業間連携先進モデル支援の公募はありません 目次 出典:環境省 ●省 CO2 型設備更新支援 C(中小企業事業)の概要 中小企業等が行う設備更新に対し、以下のいずれか低い額を補助します(補助上限:5,000 万円)。 ⅰ)年間 CO2 削減量×法定耐用年数×7,700 円/t-CO2 ⅱ)補助対象経費の 1/2 CO2 削減効果の算定にあたって、『設備更新等による CO2 削減効果の算定ツール』が使用可能となります(本算定ツールを使用して応募した場合、一次~四次公募で実施していた実施計画書の事前チェックは不要となりますので、直接執行団体までご応募下さい。 算定ツール → https://www.eccj.or.jp/shift/tool/ 上記ツールで対応できない設備更新等については、『SHIFT 事業 CO2 削減対策の効果算定ガイドライン』に基づき CO2 削減効果を算定し、一次~四次公募同様、執行団体への応募前に令和 6 年度SHIFT 事業運営事務局(一般財団法人 省エネルギーセンター)による実施計画書(CO2 削減効果)のチェックが完了していることが必須。 ※事前チェックの受付開始は 1月 27 日(月) からです。詳細は以下の URL をご確認ください。 省エネルギーセンターHP(URL: https://www.eccj.or.jp/shift/check/index.html )内で案内。 ※同一の事業者または支援機関・事務代行者が複数の事前チェックを申し込む場合は、原則として1件ずつ対応(最初の案件のチェック完了後に、次の案件のチェックを実施)。 ・事業者自らの 自己診断 でも可能 CO2排出量の算出は、従来通り支援機関 に よる診断に加えて、 事業者自らでの診断に基づく結果でも応募可能 。 ・複数年度事業も可能 事前チェックのフロー ※カーボンプランニングでは事前チェックのための実施計画書作成の支援を承っております。↓↓↓
- 令和6年度補正・令和7年度予算 SHIFT 事業「脱炭素技術等による工場・事業場の省CO2加速事業」環境省 省エネ補助金
R6年度補正予算・R7年度(案)SHIFT事業が環境省より発表されました。 令和6年度補正 SHIFT事業 ●公募期間 公募開始:未定 ※カーボンプランニングでは事前チェックのための実施計画書作成の支援を承っております。↓↓↓
- 令和5年度補正 SHIFT 事業「工場・事業場における先導的な脱炭素化取組推進事業」環境省 省エネ補助金
R5年度補正の概要が環境省より発表されました。R5年度からの変更点は? 目次 ・ 令和5年度からの変更ポイント ・ 公募期間 出典:環境省 ●令和5年度からの変更ポイント 1.省 CO2 型設備更新支援 (A.標準事業、B.大規模電化・燃料転換事業) ・ 基準年度排出量の期間を 任意設定可能 直近過去 3 年間の平均値(令和 3 年度~令和 5 年度)または令和 5 年度のいずれか任意で設定可能。 2.省 CO2 型設備更新支援 (C.中小企業事業) ・省エネセンターの 事前チェックが必須 採択決定から交付決定まで、早期の事業着手を可能にするため今回の公募から SHIFT 事業への応募前に SHIFT 事業運営事務局(一般財団法人 省エネルギーセンター)による実施計画書(CO2 削減効果)のチェックが完了することを必須( 事前チェックを経ずに応募はできません) 。省エネルギーセンターHP(URL: https://www.eccj.or.jp/shift/check/index.html )内で案内。 ※同一の事業者または支援機関・事務代行者が複数の事前チェックを申し込む場合は、原則として1件ずつ対応(最初の案件のチェック完了後に、次の案件のチェックを実施)。 ※CO2削減効果の算定は、「SHIFT事業CO2削減対策の効果算定ガイドライン」で認められる 水準を満たすことが求められる 。 ・事業者自らの 自己診断 でも可能 CO2排出量の算出は、従来通り支援機関 に よる診断に加えて、 事業者自らでの診断に基づく結果でも応募可能 。 ・ 複数年度事業 も可能 事前チェックのフロー 3.企業間連携先進モデル支援 ・ 応募可能なScope3のカテゴリー は以下のとおりとする予定。 SHIFT事業で応募可能なScope3のカテゴリー ●公募期間 公募開始:令和6年3月25日(月)(終了) 公募締切:下記の通り。 【CO2削減計画策定支援】 令和6年5月31日(金)12時必着 【省CO2型設備更新支援、企業間連携先進モデル支援】 (1)一次公募 締切 令和6年4月30日(火)12時必着 (2)二次公募 締切 令和6年5月31日(金)12時必着 ※一次公募、二次公募それぞれで同程度の採択可能額を設ける予定。 ※一次公募で不採択となった応募は、応募者が希望し、また応募内容に変更がない場合は二次公募にも応募があったものと取扱い、二次公募での審査を行う予定。 ※カーボンプランニングでは事前チェックのための実施計画書作成の支援を承っております。↓↓↓
- バイオマス発電は、真のカーボンニュートラルか・・・??
省エネ初心者の私にとって、バイオマス発電は「太陽光発電と比べると複雑で大変そう」というふわっとしたマイナスイメージ。 そもそも「バイオマス」とは何ぞや…? まずバイオマスとは、木のくずや稲わら、家畜の糞尿、食品の生ゴミといった生物由来の材料のことをいいます。 バイオマスは自然界にたくさんあり、再生可能なエネルギー源の一つです。 バイオマス発電の方法としては、一般的に次の3つです。 燃焼:バイオマスを 燃やして 水を沸かし、その蒸気でタービンを回して電気を作ります。 ガス化:バイオマスを 燃やして ガスを発生させ、そのガスを 燃やして タービンを回し電気を作ります。 発酵:バイオマスを発酵させてガスを発生させ、そのガスを 燃やして タービンを回し電気を作ります。 植物は燃やすと CO2 を排出しますが、植物の成長過程で光合成により CO2 を吸収するので、排出と吸収による CO2 はプラマイ0だ、という考え方のことを「カーボンニュートラル」といいます。 よって、バイオマス燃料を燃やして出る CO2 も、これから育つ植物が吸収していくので CO2 の総量は増えない 、というカーボンニュートラルの考えのもと、バイオマス発電もカーボンニュートラルとされているのです。 CO2の総量は増えない・・・はたして本当にそうかしら? 燃焼によって 即時にCO2が放出される のに対し、新たに植えられた木が成熟し、同量のCO2を 吸収するには数十年から数百年かかる 可能性があります。 国際的には、2030年や2050年といった具体的な目標年度に向けて、短期間で温室効果ガスの絶対量を削減することが求められています。 単に伐採した木くずを燃料として使用するだけでなく、その木くずの故郷である森林の持続可能性や、新たに植えられる木が成長してCO2を吸収するまでの期間を考慮して初めて、バイオマス発電が真のカーボンニュートラルとなるのではないでしょうか。 ここまで読んでいただきありがとうございました。 << 執筆者プロフィール >> 田中 牧子 看護師として20年間医療に携わる。 環境問題に興味を持ち、カーボンプランニング株式会社の立ち上げに参加。省エネ初心者。2児の母。
- 令和6年度補正 ZEB普及促進に向けた省エネルギー建築物支援事業 【環境省】
弊社では補助金申請のサポートはもちろん、申請要件を満たすためのアドバイスなども含めご提案させていただいております。
- 令和6年度補正予算 ソーラーカーポート補助金 建物における太陽光発電の新たな設置⼿法活用事業(環境省)
建物における太陽光発電の新たな設置⼿法活用事業( 補助額8万円/kW ) 弊社では補助金申請のサポートはもちろん、申請要件を満たすためのアドバイスなども含めご提案させていただいております。
- 中小企業版SBT認定が急増!SBT認定取得数の推移は?
近年、中小企業の間でもSBT認定を取得する動きが活発化しています。 本記事では、特にサプライチェーン全体での温室効果ガス削減が求められる背景と、中小企業におけるSBT認定の意義や取得数の推移について解説します。 SBT(Science Based Targets)とは 企業が産業革命以降の気温上昇を2℃未満(もしくは1.5℃未満)に抑えるために、科学的根拠に基づいて温室効果ガス(GHG)の排出削減目標を設定する基準です。パリ協定に沿った目標を設定し、企業が今後5~15年先を見据えた持続可能なビジネスを推進するための重要なステップとなります。 <目次> SBT登録企業数と推移(毎日更新) 中小企業版SBT認定取得の背景 SBT認定のメリット SBT認定取得の手順 中小企業の具体的事例 まとめ 1. SBT登録企業数と推移(毎日更新) ※SBTiの公開データを元に集計しています。 ※引用元: https://sciencebasedtargets.org/companies-taking-action#anchor-link-test 2. 中小企業版SBT認定取得の背景 サプライチェーン全体での排出削減の要請 多くの大企業がSBT認定を取得する中で、サプライチェーン全体の温室効果ガス排出量を管理する必要性が高まっています。これにより、大企業は取引先にもScope3(※)の排出量削減を求めるようになり、中小企業も自社の排出量削減に取り組むことが求められています。この流れは、特に国際的にビジネスを展開する企業にとって重要であり、サプライチェーン全体での排出削減が競争力を維持するための重要な要素となっています。 ※スコープについて Scope1:事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼、工業プロセス) Scope2 : 他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出 Scope3 : Scope1、Scope2以外の間接排出(事業者の活動に関連する他社の排出) サプライチェーン排出量 = Scope1排出量 + Scope2排出量 + Scope3排出量 法規制の強化 気候変動に対する国際的な取り組みが進む中で、各国の政府は企業に対して厳しい排出削減目標を設定しています。これに伴い、企業は法規制に準拠するためにも、温室効果ガス排出量の削減が求められています。SBT認定は、そのような規制を遵守するための一助となります。 投資家と消費者からのプレッシャー ESG(環境・社会・ガバナンス)投資が拡大する中で、投資家は企業の環境対応を重要視しています。SBT認定を取得することで、中小企業もESG投資家からの評価を得やすくなり、資金調達の面で有利になります。また、環境意識の高い消費者からの支持も得やすくなり、市場競争力が向上します。 3. SBT認定のメリット コスト削減 :エネルギー効率の向上や省エネ対策を通じて、長期的なコスト削減が可能です。 補助金取得時の加点 :CO2排出削減を目的としたプロジェクトに対する補助金では、SBT認定が加点要素として含まれることがあります。このような補助金は、企業の環境対策を支援し、持続可能なビジネスモデルへの移行を促進します。 市場競争力の強化 :環境に配慮した製品やサービスを提供することで、取引先、顧客からの評価が高まり、競争優位性が向上します。 リスク管理 :環境規制の強化に対する準備ができ、将来的なビジネスリスクを低減できます。 4. SBT認定取得の手順 温室効果ガスインベントリーの作成 : 自社の排出量を算定し、Scope1(直接排出)、Scope2(間接排出)、および必要に応じてScope3(サプライチェーン全体の排出)を特定します。 目標の設定 : SBTツールを使用して、具体的な削減目標を設定します。この際、5〜10年以内の目標設定が求められます。 申請書類の提出 : 計算した目標値やデータをSBTイニシアチブに提出します。 審査と認定 : 提出された目標がSBT基準を満たしているか審査され、合格すれば認定が付与されます。 5. 中小企業の具体的事例 セッツ株式会社:製造業(化学) <Scope1・2の削減⽬標と削減に向けた取り組み> 【⽬標】2030年に2019年⽐で27.5%削減 【取組み】設備更新、導⼊に伴うエネルギー使⽤の効率化・太陽光パネル設置(PPA)による再⽣可能エネルギー利⽤検討。 <再エネ100%の⽬標について> 【⽬標】2050 年までに再エネ100%を達成 株式会社⼤川印刷:製造業(その他製品(オフセット印刷)) <Scope1・2の削減⽬標と削減に向けた取り組み> 【⽬標】Scope2を2019年までに2017年基準の100%を削減 【取組み】本社⼯場で使⽤する電⼒のうち⼀部を太陽光パネルを設置し⾃家消費⾏い、残りの電⼒については、購⼊電⼒を再エネ電⼒メニューに切り替える。Scope1については⾞両の燃料転換(再エネ化)等を検討する。 八州建設株式会社:総合建設業 <Scope1・2の削減⽬標と削減に向けた取り組み> 【⽬標】2030年に2018年⽐で50%削減取り組みとして営業⾞両及び⼯事⾞両について電化を推進する。本社及び現場事務所で使⽤する電⼒の再エネ化を推進する。 <再エネ100%の⽬標について> 【⽬標】2030年までに再エネ50%を達成、2040年までに再エネ100%を達成する。 深田電機株式会社:卸売業 <Scope1・2の削減目標と削減に向けた取り組み> 【⽬標】2030年に2018年比で50.4%削減。 【取組み】既に、全事業所のLED化、空調設備の効率化等に取り組んでいる。今後、太陽光発電設備の設置による再エネ量の拡大や、営業車や輸送車両、場内車輛等についてのEV化を目指し、順次化石燃料の削減に取り組む。2020年度に稼働する予定の新小牧営業所については、太陽光発電で充電できるEVスタンドの設置と電気自動車の導入を先行して実施することを検討している。 株式会社戸田家:旅館業 <Scope1・2の削減目標と削減に向けた取り組み> 【⽬標】2030年に2018年比で20%削減。 【取組み】省エネ化の推進、燃料転換及び車両のEV化等を検討する。 株式会社ゲットイット:情報・通信業 <Scope1・2の削減⽬標と削減に向けた取り組み> 【⽬標】2020年に2019年⽐で100%削減。 【取組み】再エネ由来J-クレジットを使⽤。 <Scope3の削減⽬標と削減に向けた取り組み> Scope3カテゴリ5:廃棄物の内訳を把握し、適切な処理をする。 株式会社浜⽥:産業廃棄物処理業 <Scope1・2の削減⽬標と削減に向けた取り組み> 【⽬標】2030年に2018年⽐で50.4%削減 【取組み】ガソリン・軽油の使⽤量を2020年度以降の環境⽬標に設定し、使⽤量削減を図る。再⽣可能エネルギー電気への切替を推進する環境マネジメントシステムの運⽤を推進し、全社を挙げてCO2排出量削減に努める。⾮化⽯証書やJクレジットも利⽤し、⽬標を達成する。 6. まとめ 中小企業がSBT認定を取得することは、企業の持続可能な成長と環境保護の両立を目指す上で重要なステップです。適切な目標設定と計画的な実行を通じて、企業価値の向上と環境への貢献を実現しましょう。
- 令和5年度 国交省「既存建築物省エネ化推進事業」3分の1補助金について「採択のポイント」は?
比較的に採択率の高い国土交通省の補助事業「既存建築物省エネ化推進事業」ですが、令和5年度の1回目公募が開始されました。 改めて採択し易いポイントを押さえておきたいところです。 1回目公募期間:令和5年4月17日(月)~令和5年5月22日(月) ※消印有効 → 申請サポート費用はコチラ 【目次】 概要と目的 採択率について 採択のポイント 事例紹介 事例1 ビジネスホテル 事例2 病院 概要と目的 採択率について 国交省の既存建築物省エネ化推進事業の採択率を27年度から令和4年度1回目まで下表にまとめました。 応募件数 採択件数 採択率 平成27年度 162 81 50% 平成28年度(1回目) 102 94 92% 平成28年度(2回目) 19 18 95% 平成28年度(3回目) 28 27 96% 平成29年度(1回目) 86 81 94% 平成29年度(2回目) 83 80 96% 平成29年度(3回目) 68 67 99% 平成30年度 107 38 36% 令和元年度(1回目) 94 38 40% 令和元年度(2回目) 60 43 72% 令和2年度(1回目) 35 35 100% 令和2年度(2回目) 13 12 92% 令和2年度(3回目) 7 7 100% 令和3年度(1回目) 68 64 94% 令和3年度(2回目) 24 23 96% 令和3年度(3回目) 9 3 33% 令和4年度(1回目) 83 44 53% 令和4年度(2回目) 46 32 70% ー 傾向 ー 採択率が比較的高い 応募件数が少ない ≪事業要件≫ 躯体(外皮)の省エネ改修を行う ものであること。 ※ ただし、高機能換気設備を設置する場合は、躯体改修は必須としません (R4年度からの変更点)。 建物全体におけるエネルギー消費量が、改修前と比較して 20%以上の省エネ効果が見込まれる改修工事を実施するものであること。(ただし、躯体(外皮)の改修面積割合が 20%を超える場合は、15%以上の省エネ効果とする)。 改修後に一定の省エネルギー性能に関する基準を満たすこと。 改修後の建築物の省エネルギー性能を表示すること。 エネルギー使用量の実態を把握する計測を行い、継続的なエネルギー管理、省エネルギー活動に取り組むものであること。 事業費の合計が500万円以上であること。 採択年度中に着手し、原則として当該年度に事業を完了するものであること。 改修後に耐震性を有すること。 事例集等への情報提供に協力すること。 上記1.~9.を満たす必要があり、そのうち、1.2.4.は他の省エネ改修補助事業にはない要件といえます。 ただし、この要件をクリアさえすれば、 採択率が高く、複数施設の同時申請が可能で、1/3の補助率である本事業は魅力的です 。 採択のポイント ・設備更新の省エネ率が15%以上、20%未満である場合 躯体(外皮)の改修を 比較的安価に実施 する手段としは、 日射調整フィルム 施工があります。建物全体の躯体(外皮)面積に対して改修割合として 20%以上 導入することで上記「事業要件の2.」を満たすことが可能になります。 ただし、日射調整フィルム施工による省エネ率の積み増し効果は改修面積割合に関係なく「みなし省エネ率0.1%」のみのカウントとなります。 また、ある一定の仕様を満たす日射調整フィルムのみが本事業の対象となり、仕様を満たさないフィルムに対しては補助対象にも改修割合として算入させることもできませんので注意が必要です。 (補助要件を満たす日射調整フィルムの一例↓) 3M™ スコッチティント™ ウインドウフィルム 遮熱・Nanoシリーズ ・設備更新による省エネ率が15%に満たない場合 躯体(外皮)の改修により省エネ率を稼ぐ必要がある場合、遮熱フィルム施工では上記の通りみなし省エネ率は0.1%しかカウントされません。そのような場合は、コストは遮熱フィルム施工より上がってしまいますが、 二重サッシや複層ガラスの施工を行うことで省エネ率の積み増し が可能です。 二重サッシや複層ガラス施工など開口部の断熱強化の場合、「みなし省エネ率15.0%」がカウントされます(ただし延床面積5,000㎡未満の建物の場合です)。 仮に、開口部(建物の外部に面している窓やドアなどのこと)の半分(50%)に二重サッシを施工した場合、50%×15.0%=7.5%の省エネ率積み増しが可能となります。 ポイントは「改修割合」に比例して省エネ率がカウントされる ということです。 つまり、開口部が少ない建物の方が、より少ないコスト(二重サッシ施工面積)で省エネ率が積み増しできるということです。 (例) 開口部100㎡の建物: 二重サッシ施工50㎡ ⇒省エネ率7.5%積み増し 開口部50㎡の建物 : 二重サッシ施工25㎡ ⇒省エネ率7.5%積み増し (注意)延床面積5,000㎡以上の建物の場合「みなし省エネ率は3.0%」となります。 採択事例 事例(1) ・対象施設 施設:ビジネスホテル 所在地:神奈川県 延床面積:3,775㎡ 築年数:23年 一次エネルギー:6,906【GJ】 ・事業規模 補助率:1/3 補助額:1,400万円 総事業費:6,186万円 ・改修内容 設備改修:空調熱源更新・ポンプインバータ制御化・照明LED化・給湯器更新 外皮改修:二重サッシ施工・窓ガラス遮熱フィルム施工 ・省エネ率:26.0% ・躯体の改修割合:63.8%(遮熱フィルム26.1%・二重サッシ施工37.7%) 事例(2) ・対象施設 施設:病院 所在地:愛知県 延床面積:5,547㎡ 築年数:31年 一次エネルギー:11,049【GJ】 ・事業規模 補助率:1/3 補助額:3,472万円 総事業費:1億1,060万円 ・改修内容 設備改修:空調熱源更新・ポンプインバータ制御化・照明LED化 外皮改修:窓ガラス遮熱フィルム施工 ・省エネ率:20.9% ・躯体の改修割合:44.3% 当補助金の申請代行及びそれ以外の補助金事業や不明点、相談などについても、下記までお気軽にお問い合わせください。 → 申請サポート費用はコチラ
- 令和6年度 国交省「既存建築物省エネ化推進事業」3分の1補助金について「採択のポイント」は?
比較的に採択率の高い国土交通省の補助事業「既存建築物省エネ化推進事業」ですが、令和6年度の1回目公募が開始されました。 改めて採択し易いポイントを押さえておきたいところです。 1回目公募期間:令和6年4月24日(水)~令和6年5月29日(水) ※消印有効 【目次】 概要と目的 採択率について 採択のポイント 事例紹介 事例1 ビジネスホテル 事例2 病院 概要と目的 採択率について 国交省の既存建築物省エネ化推進事業の採択率を27年度から直近まで下表にまとめました。 応募件数 採択件数 採択率 平成27年度 162 81 50% 平成28年度(1回目) 102 94 92% 平成28年度(2回目) 19 18 95% 平成28年度(3回目) 28 27 96% 平成29年度(1回目) 86 81 94% 平成29年度(2回目) 83 80 96% 平成29年度(3回目) 68 67 99% 平成30年度 107 38 36% 令和元年度(1回目) 94 38 40% 令和元年度(2回目) 60 43 72% 令和2年度(1回目) 35 35 100% 令和2年度(2回目) 13 12 92% 令和2年度(3回目) 7 7 100% 令和3年度(1回目) 68 64 94% 令和3年度(2回目) 24 23 96% 令和3年度(3回目) 9 3 33% 令和4年度(1回目) 83 44 53% 令和4年度(2回目) 46 32 70% 令和5年度(1回目) 49 40 82% 令和5年度(2回目) 21 19 90% ー 傾向 ー 採択率が比較的高い 応募件数が少ない ≪事業要件≫ 躯体(外皮)の省エネ改修を行う ものであること。 ※ ただし、高機能換気設備を設置する場合は、躯体改修は必須としません (R4年度からの変更点)。 建物全体におけるエネルギー消費量が、改修前と比較して 20%以上の省エネ効果が見込まれる改修工事を実施するものであること。(ただし、躯体(外皮)の改修面積割合が 20%を超える場合は、15%以上の省エネ効果とする)。 改修後に一定の省エネルギー性能に関する基準を満たすこと。 改修後の建築物の省エネルギー性能を表示すること。 エネルギー使用量の実態を把握する計測を行い、継続的なエネルギー管理、省エネルギー活動に取り組むものであること。 事業費の合計が500万円以上であること。 採択年度中に着手し、原則として当該年度に事業を完了するものであること。 改修後に耐震性を有すること。 事例集等への情報提供に協力すること。 上記1.~9.を満たす必要があり、そのうち、1.2.4.は他の省エネ改修補助事業にはない要件といえます。 ただし、この要件をクリアさえすれば、 採択率が高く、複数施設の同時申請が可能で、1/3の補助率である本事業は魅力的です 。 採択のポイント ・設備更新の省エネ率が15%以上、20%未満である場合 躯体(外皮)の改修を 比較的安価に実施 する手段としは、 日射調整フィルム 施工があります。建物全体の躯体(外皮)面積に対して改修割合として 20%以上 導入することで上記「事業要件の2.」を満たすことが可能になります。 ただし、日射調整フィルム施工による省エネ率の積み増し効果は改修面積割合に関係なく「みなし省エネ率0.1%」のみのカウントとなります。 また、ある一定の仕様を満たす日射調整フィルムのみが本事業の対象となり、仕様を満たさないフィルムに対しては補助対象にも改修割合として算入させることもできませんので注意が必要です。 (補助要件を満たす日射調整フィルムの一例↓) 3M™ スコッチティント™ ウインドウフィルム 遮熱・Nanoシリーズ ・設備更新による省エネ率が15%に満たない場合 躯体(外皮)の改修により省エネ率を稼ぐ必要がある場合、遮熱フィルム施工では上記の通りみなし省エネ率は0.1%しかカウントされません。そのような場合は、コストは遮熱フィルム施工より上がってしまいますが、 二重サッシや複層ガラスの施工を行うことで省エネ率の積み増し が可能です。 二重サッシや複層ガラス施工など開口部の断熱強化の場合、「みなし省エネ率15.0%」がカウントされます(ただし延床面積5,000㎡未満の建物の場合です)。 仮に、開口部(建物の外部に面している窓やドアなどのこと)の半分(50%)に二重サッシを施工した場合、50%×15.0%=7.5%の省エネ率積み増しが可能となります。 ポイントは「改修割合」に比例して省エネ率がカウントされる ということです。 つまり、開口部が少ない建物の方が、より少ないコスト(二重サッシ施工面積)で省エネ率が積み増しできるということです。 (例) 開口部100㎡の建物: 二重サッシ施工50㎡ ⇒省エネ率7.5%積み増し 開口部50㎡の建物 : 二重サッシ施工25㎡ ⇒省エネ率7.5%積み増し (注意)延床面積5,000㎡以上の建物の場合「みなし省エネ率は3.0%」となります。 採択事例 事例(1) ・対象施設 施設:ビジネスホテル 所在地:神奈川県 延床面積:3,775㎡ 築年数:23年 一次エネルギー:6,906【GJ】 ・事業規模 補助率:1/3 補助額:1,400万円 総事業費:6,186万円 ・改修内容 設備改修:空調熱源更新・ポンプインバータ制御化・照明LED化・給湯器更新 外皮改修:二重サッシ施工・窓ガラス遮熱フィルム施工 ・省エネ率:26.0% ・躯体の改修割合:63.8%(遮熱フィルム26.1%・二重サッシ施工37.7%) 事例(2) ・対象施設 施設:病院 所在地:愛知県 延床面積:5,547㎡ 築年数:31年 一次エネルギー:11,049【GJ】 ・事業規模 補助率:1/3 補助額:3,472万円 総事業費:1億1,060万円 ・改修内容 設備改修:空調熱源更新・ポンプインバータ制御化・照明LED化 外皮改修:窓ガラス遮熱フィルム施工 ・省エネ率:20.9% ・躯体の改修割合:44.3% 当補助金の申請代行及びそれ以外の補助金事業や不明点、相談などについても、下記までお気軽にお問い合わせください。 → 申請サポート費用はコチラ
- EV車、PHEV車、HEV車、FCV車の違い
EVとは、「Electric Vehicle」の略で、電気自動車のことです。 自宅や充電スタンドなどで充電を行い、エンジンを使用しないので車からの二酸化炭素を排出しないエコカー(?)といわれています。 【目次】 EV車の種類(EVとPHEVとHEVの違い) FCV車とは? EV充電器の種類 EV車のバッテリー容量 EV車の普及率(国内) 国内乗用車販売台数の推移 (2019年-2023年) EV車の種類(EVとPHEVとHEVの違い) ・EVとは 電気自動車は電気駆動のモーターを動力源にしており、車載のバッテリーから電力を供給してモーターを駆動し走ります。 ・PHEVとHEVの違い ハイブリッド 車(HEV)とプラグインハイブリッド車( PHEV )はどちらも、ガソリンエンジンとモーターを搭載した車両のことをいいます。 両車の違いは「車内に搭載されているバッテリーを外部から充電できるかどうか」という点です。 ※ここでPHEVと呼ぶかPHVと呼ぶかについては、メーカーの呼び方が違うだけで同義です。例えばトヨタはPHV、日産やホンダ、三菱などはPHEVと呼びます。PHVは「Plug-in Hybrid Vehicle」の略称です。 ハイブリッド車のバッテリーはエンジンが発電した電力によって充電されるため、外部からの充電は必要ありません。 それに対し、プラグインハイブリッド車は車両にコンセントに接続するためのプラグが用意されており、バッテリーを外部電源から充電できます。「プラグイン」というのはこのためです。バッテリーに充電した分の電力で走行することができるため、走行モードを切り替えれば完全に 電気自動車 として走行することができるのです。 また、プラグインハイブリッド車は電源として使用することができます。バッテリー容量が低下した際にはハイブリッド車同様、エンジンによる発電も可能なので、災害時に予備電源としての活躍も期待されています。 FCV車とは? FCV車(Fuel Cell Vehicle、燃料電池車)は、水素を主な燃料とし、酸素と化学反応させることで電気を生成し、その電力でモーターを駆動する車両です。このプロセスでは排出される物質は水のみであり、二酸化炭素や有害ガスを出さないため、環境に優しい特徴があります。充電時間が短く、ガソリン車と同等の燃料補給時間で済む一方、航続距離も長く、電気自動車(EV)と比較して長距離走行に適しています。日本ではトヨタの「ミライ」やホンダの「クラリティ」などが代表的なモデルとして知られています。FCV車は、持続可能な交通手段として注目されており、政府や自動車メーカーがインフラ整備や技術開発に力を入れています。 EV充電器の種類 バッテリーに電気を充電しておくために専用の充電器が必要となります。 充電器の種類は大きく分けて急速充電器と普通充電器の2種類です。 EV車のバッテリー容量 電気自動車はクルマだけではなく、バッテリーを蓄電池として利用することもできます。 しかも、一般的な定置型蓄電池に対し大容量(40kWh〜62kWh)。 つまり、動く大容量蓄電池。 また、災害時などでガソリンの配給が途絶えても、電気の力だけで電気を運ぶことができます。 EV車の普及率(国内) 販売台数(2023年) 割合 ガソリン 948,445 35.8% HV 1,460,133 55.1% PHV 52,143 2.0% ディーゼル 146,164 5.5% EV 43,991 1.7% FCV 422 0.02% 合計 2,651,298 - 一般社団法人 日本自動車販売協会連合会が発表している「燃料別販売台数(乗用車)」を見ると、 2023年(1〜12月)のEVの新車販売台数は約4万4000台 。 2023年の国内総販売台数が265万台で、 全体の約1.7% がEV車となっており、まだまだ 普及率は低い です。 国内乗用車販売台数の推移 (2019年-2023年) このグラフは、2019年から2023年にかけての日本国内における各種乗用車の販売台数の推移を示しています。ガソリン車(紫)は全体的に減少傾向にあり、2022年以降は横ばいになっています。一方、ハイブリッド車(HV、青)は着実に増加しており、2022 年にはガソリン車を上回る台数となりました。ディーゼル車(紺)とプラグインハイブリッド車(PHV、黄色)はほぼ横ばい状態です。電気自動車(EV、緑)は緩やかな増加傾向を見せており、燃料電池車(FCV、灰色)は依然として少数ですが、わずかに増加しています。全体として、環境に優しい車種への移行が見られる一方、ガソリン車の市場占有率が減少していることがわかります。